東京西法律事務所

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2014年4月30日水曜日

GW特別企画:弁護士選びの秘訣(後編)

いよいよ本企画も最終日となりました。

私の考える良い弁護士を見分けるための面談時のチェック項目」を公開します!相続の相談の場合を想定して書きましたが、意外と普遍性があるかもしれません。

A 質問の技術と面談時間
(評価のポイント)その分野に明るい弁護士ほど、重要な点をわきまえた上で、てきぱきとポイントを押さえた質問をしてくれます。また、最初の相談にはどうしても一定の時間がかかりますので、必要な時間を割いてもらえることも大事です。
a(7点)弁護士が話を積極的にリードし、こちらから話していないことも聞き出してくれた。相談時間をしっかりと取ってもらえた。
b(5点)普通に話が進んだ。相談時間は一応十分であった。
c(3点)弁護士が受け身になってただ聞くだけだった。時間が足りなかったため、話ができなかった。

B 目標と課題の明確性
(評価のポイント)弁護士が今後の見通しを示してくれたか(見通しがつかない理由がある場合でも、その理由が明確であればOK)。また、今後行うべきこと(資料の収拾など)について示してくれたか。
a(7点)弁護士が自ら進んでゴールまでの見通しをはっきりと語ってくれた。また、今後何をすれば良いのか、あるいは弁護士が何をしてくれるのか明確に教えてくれた。
b(5点)ある程度の見通しを教えてくれたが若干表現が曖昧なところがあった。一応何をすれば良いのかは分かった。
c(3点)先の見通しを聞いても最後まではっきりした答えが返って来なかった。今後どうすれば良いのか分からなかった。

C 費用の透明性
(評価のポイント)費用の全体について、はっきりと教えてくれるか。なお、何をするのかがまだ明確でない段階では、弁護士も費用について答えようがないので、必ずしも初回の相談時に費用の話が出るとは限りませんが、委任契約の締結時に説明があれば十分です。
a(7点)わかりやすくかつ具体的な費用の説明があった。
b(5点)一通りの説明があったが、やや抽象的であった。
c(3点)費用について質問したのに、最後まできちんと教えてもらえなかった。

D 態度
(評価のポイント)依頼者に接する態度から垣間みれる「人となり」を判断しましょう。
a(7点)初めて会う人に対する態度として相応しい程度に礼儀正しく、適度な距離感を保っていた。好感が持てる態度だった。
b(5点)よくも悪くもなかった。
c(3点)丁寧語を使用しないなど、偉そうだったり、逆に馴れ馴れしかったりした。

E 相性
(評価のポイント)弁護士と依頼者の間にも相性があります。最後は直感も大事です(笑)。
a(7点)話しやすい弁護士だと感じた。
b(5点)良くも悪くも感じなかったが、普通に信頼関係が築けそうである。
c(3点)最後まで何となくそりが合わなかった。

(採点基準) 35点満点で、平均を25点に設定しています。私だったら、27~29点あれば良しとしますが、どの水準で満足するかは人それぞれでしょう。

以上、読者の皆様の参考になれば幸いです。

(注意事項) 上記は私の個人的意見であり、異なった見地からの意見もありえます。また、いかなる場合であれ、結果については一切責任を負いかねますので、自己責任にてご利用下さい。